衛生管理者試験と受験資格!資格の有無がわかるたった1つのポイント
衛生管理者というのは誰でも受験できるわけではありません。
細かい受験資格がありますが、自分は受験資格があるのかということで迷うことも多い試験の1つといえます。
今回は衛生管理者試験の受験資格についてよくある質問をまとめてみたいと思います。
衛生管理者の受験資格!学歴について
まず衛生管理者の受験資格について学歴から紹介します。
・大学(短期大学を含む)又は高等専門学校を卒業し、1年以上労働衛生の実務に従事した者
・高等学校又は中等教育学校を卒業し、3年以上労働衛生の実務に従事した者
・10年以上労働衛生の実務に従事した者
大きくいいますとこの3つのパターンがあります。
あとは薬剤師、保健師なども受験資格があるというようになります。
このうち労働衛生の実務というのが具体的にどのような業務を指すのかというのが特にわからないところだと思いますので、紹介していきます。
衛生管理者の受験資格!労働衛生の実務とは?
労働衛生の実務ですが、
・健康診断実施に必要な事項又は結果の処理の業務
・作業環境の測定等作業環境の衛生上の調査の業務
・作業条件、施設等の衛生上の改善の業務 研究の業務
・労働衛生保護具、救急用具等の点検及び整備の業務
・衛生教育の企画、実施等に関する業務
・労働衛生統計の作成に関する業務
・看護師又は准看護師の業務
・労働衛生関係の作業主任者(高圧室内作業主任者、エックス線作業主任者、ガンマ線透過写真撮影作業主任者、特定化学物質等作業主任者、鉛作業主任者、四アルキル鉛等作業主任者、酸素欠乏危険作業主任者又は有機溶剤作業主任者)としての業務
・労働衛生関係の試験研究機関における労働衛生関係の試験
・自衛隊の衛生担当者、衛生隊員の業務
・保健所職員のうち、試験研究に従事する者の業務
・建築物環境衛生管理技術者の業務
というようなものが列挙されています。
このような実務についていたかどうかは事業所が証明書を交付するので、それがなければ受験資格を満たすことができないとなります。
自分が衛生管理者の受験資格に該当するかどうかわからない
上のような衛生管理者の受験資格に該当するかまだよくわからないという人も多いのではないでしょうか?
毎日事業所の掃除をする業務があるがこれでも衛生管理者の実務要件を満たすのかなど疑問は持ちやすいところではないかと思います。
多くの場合には会社のほうから受験を要請してきて、いやいや受けるというパターンも多いのですが、衛生管理者の受験資格に該当するかどうかというのは基本的に企業側の判断というように考えると良いかと思います。
上でもいいましたように事業所が証明書を交付するかどうかということが最終的な受験資格要件を満たすかどうかとほぼ同義と考えておくと良いでしょう。
たとえば総務などの管理部門でなくても、
書類の整理をすることがある
給湯室の掃除
職場の掃除担当表の作成
などをしていても事業所の判断で衛生管理者の受験資格を満たすこともあるというようにいえるかと思います。
衛生管理者の受験資格と職場に秘密で受験できるのか?
衛生管理者試験は受けたいものの、職場にその受験の事実を知られたくないというような人もいるかもしれません。
しかし上のようにあくまでもベースが職場の証明書となるので、基本的に職場への相談なしに受験はできないといえます。
衛生管理者の受験資格と最短合格のための勉強方法
衛生管理者では入り口に受験資格のややこしさがありますが、多くの人は現段階で受けられそうかどうかは明確になったのではないかと思います。
もし受験しようとなったときに次に必要となってくるのは勉強方法です。
衛生管理者試験というのは範囲は広いものの、出題問題数はそれほど多くもないので、広く浅く出題されるというようなイメージになります。
ひょっとすれば過去問を繰り返し勉強して、過去問で90%正解できるようになると合格するのは簡単というようにすでにイメージしている人もいるかもしれませんが、合格率が下がり、落とす試験になりつうある衛生管理者試験はそう昔のような甘い試験ではなくなってきています。
公表問題は2割ほど、7割は変形問題
過去問をたとえ90%以上ただ正解できるようになっても不合格者が多い試験になっている
合格率は50%ほどあるものの、一発合格者の割合は20%
というのが実際のデータとなります。
つまり80%もの人は一度は不合格になるということがいえます。
過去問を漫然と解くだけの人はかなりの確率でこの不合格者の80%に含まれてしまいます。
では一発合格者はどのような勉強方法をしているのかということですが、
過去問を解くのでなく読み、解説を読む
該当する箇所のテキストも読み、なぜその解答になるのかを考え理解する
というように問題の意図や意味、背景を理解していきます。
ですので過去問は何回分覚えないといけないのかというのは愚問となります。
より必要なものはテキストの選択です。
市販のテキストは出る可能性があるものをすべて網羅して掲載してしまっている
表や図も少なく必要な情報を頭に入れることが初心者ほど難しい
ただ合格するという観点で絶対に覚えないといけないところが明確化されていない
ということで市販のテキストは衛生管理者試験で100点を目指すのであればそれぞれ優れていますが、最短で合格するという意味ではあまりにも網羅しすぎていて勉強時間を長期化させてしまうというようなところもあります。
このような観点で私がおすすめする衛生管理者試験のテキストや教材はこのページの下のほうで紹介しています。
特に暗記力に自信がない、仕事をしながらなので勉強時間がそこまで確保できない、本番まであまり期間の余裕がないという人ほど参考にしてほしいと思います。
衛生管理者おすすめ勉強方法
市販のテキストを買ったが頭に入らない
仕事で衛生管理者の勉強時間が取れない
専門用語や数字などなかなか覚えられない
一発合格をしたい
すでに不合格になっている
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衛生管理者試験に精通した講師陣もレベルが高い
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